《 木のこと 》

オーク、ウォールナット、ブラックチェリーなど、家具に適した固い広葉樹をメインに、
ご要望に応じて、 栗・ケヤキなどの国産材もお取り扱いしています。
木材は、全て節あり材になります。節の入りや木目は一つ一つ異なり、節あり材の豊かな杢*1は唯一無二のものになります。 長くお付き合いいただく家具になりますので、木の個性や経年変化などをお楽しみください。
ご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。


・商品により対応樹種が異なります。
・画像は、各樹種の無垢材の木目の一例です。
・突板*2は、木材の色が少し薄くなります。


*1 杢、杢目とも言い、木の表面に出る、模様や色味の総称したもの
*2 厚みのある木材を0.1〜0.5mmまで薄くスライスしたもの




● オーク/Oak
科目:ブナ科コナラ属落葉広葉樹・環孔材
産地:北米大陸一帯

辺材は淡い黄褐色、心材は桃色を帯びた紅褐色。
虎の縞模様のように見えることから「虎斑」と言われる木目が特徴。
木目がはっきりとしており、少し柔らかみ、温かみのある家具に仕上がります。

● ウォールナット/Walnut
科目:クルミ科落葉広葉樹
産地:アメリカ東部及びカナダの
オンタリオ州など北米東南

世界三大名木に数えられるウォールナットは、辺材は乳白色から灰紫色、
心材は紫色を帯びた薄褐色から濃褐色。木材の多くは日に当たると色が
濃くなる傾向にあるが、逆にウォルナットは色に赤みが入り、
温かみがでます。節の近くに見られる「縮み杢」は艶やかな光沢が出て、
ウォールナットならではの特徴です。

● ブラックチェリー/Black Cherry
科目:バラ科サクラ属広葉樹・散孔材
産地:アメリカの東部全域

初期は肌色に近い淡い紅褐色ですが、経年すると濃い紅褐色になり、
変化を感じやすい木材です。木肌はきめ細かく、色味の変化に伴い
ツヤも増していきます。材面に小さな樹脂が固まってできる黒い模様
「ガムスポット」が特徴で、チェリー材の家具は使い込んでいく
楽しさを感じやすく、上品な家具に仕上がります。

● ハードメープル/Hard Maple
科目:カエデ科落葉広葉樹・散孔樹
産地:カナダ及びアメリカ北東部

色味は白淡く、経年で黄色味が入ります。ボーリングレーンのなどに
使用され軽く硬い、丈夫な木材と言えます。カナダの国旗にも記され、
日本名で砂糖楓と言い、メープルシロップとしても馴染み深い木材です。
木肌は非常に滑らかで、ツルっとした肌触りです。木目はしなやかで、
時に小鳥の目のような、鳥眼杢「バード・アイ」が表れます。

● 栗/Chestnut
科目:ブナ科クリ属落葉広葉樹・環孔材
産地:北海道西南部から本州、四国、九州

褐色を帯びた灰白色。タンニンを多く含み、年数が経つと徐々に濃くなり
栗色から深みが増します。栗は日本人には親しみやすく、
カスタネットの材料にも使用されています。非常に軽く、弾力性があり、
しなやかで軽い、テーブルやチェアに仕上がります。福井県、宮城県の
木目の整った栗を使用しております。

◇細部にこだわった木材

立野木材工芸では、家具の引き手などの細部にまで、こだわった木材を使用しております。

●ウェンジ/Wenge
科目:マメ科広葉樹
産地:アフリカ

木質は強靭で、木肌は粗く、色味は全体的に暗い濃い茶褐色で黒い縞模様が特徴で アフリカの野性味を感じる木材です。時間とともに茶の暗さが抜け、縞模様が際立ちます。
「BENCA」アネモネシリーズのつまみに使用しております。

●ブビンガ/Bubinga
科目:マメ科広葉樹・環孔性散孔材
産地:アフリカ

初期は赤みが強く、時とともに深く赤黒く変化していきます。アフリカでは巨木となったブビンガは「神様の宿る木」とされ、赤みのある色合いから神聖な装飾品に使われ、幹の直径は3メートルあるものも。一枚板のテーブルやカウンターテーブルとしてよく使用されています。
「BENCA」クレマチスシリーズの引手に使用しております。

●欅・ケヤキ/Zelkoova
科目:ニレ科ケヤキ属落葉広葉樹
産地:本州、四国、九州

国産材の中でも、良質な広葉樹材とされ、耐湿・耐久性に優れ、古くから建材(大黒柱)や家具材に使用されています。 黄色味が強く、年輪が濃く光沢が表れます。ケヤキには如輪杢などの特別な杢ができるものもあり、独特な模様が生まれます。
「BENCA」クレマチスシリーズの引手に使用しております。

>